熱中症の症状と予防・対策
2024年07月08日
神奈川県では最近毎日のように熱中症警戒アラートが発表されています。
熱中症は命にも関わる病態です。
このページでは熱中症について学び、対策し、この厳しい夏を乗り越え、皆さんが健やかに過ごすための知識を記載していきます。
熱中症とは?
まずは熱中症とはどのように起こるかについて解説していきます。
私達人間の体温は常に36~37℃を保つように、体内で体温調整がされる仕組みになっています。
それはなぜかというと、体温が低すぎると、免疫細胞が働きづらくなり免疫力が低下し、体温が高すぎると中枢神経系が正常に機能しなくなるため、健康を保つことができないからです。
そのため、体内では体温を保つように、寒ければ身震いさせて体温をあげようとして、暑ければ汗をかき体温をさげるようにできています。
汗は主に水分、塩分でできています。
熱中症とは
1.暑いことによって汗をかき、水分塩分が過剰に体外に出ること
2.過剰に出た汗のおかげで体内に水分、塩分が減り、汗が排出できなくなり体温を下げられなくなること
により起こります。次で熱中症により起こる症状についてあげていきます。
熱中症の症状
◎大量の汗
◎めまい
◎立ちくらみ
◎倦怠感
◎吐き気
◎痙攣
◎筋肉痛
◎呼吸の乱れ
などが主な症状です。
ですが、大量の汗をかく事によって引き起こされると断定してはいけません。
高齢者の場合、若年者に比べ、体内の水分量が減り、体温調整機能が衰えて汗をかきづらくなるからです。
では次に熱中症に対する対策についてあげていきます。
熱中症対策
◎こまめな水分、塩分補給
◎通気性のよく涼しい服装
◎直射日光を避け、日陰にいることを心掛け帽子を被ること
◎室内でエアコンを使用すること
◎冷却シートや、首元を冷やすグッズを使用すること
◎丈夫な体づくりのために、バランスの良い食事を心がけること
熱中症で救急搬送される人は65歳を超えた方が半数を占めています。
このような対策をしてこれからの猛暑を乗り越えましょう。